石ノ森は生前、「萬画宣言」と呼ばれる宣言をし、マンガを「萬画」と呼び、そのメディアが持つ無限の可能性を提唱していました。その宣言の内容は以下に記してありますので、是非ご一読下さい。
この宣言以降、石ノ森の描く作品は「萬画」と呼ばれる事となったのです。そして今も尚、この萬画たちは、版を積み、いつの時代も愛される作品として親しまれ続けています。

撮影:齋藤亮一
ご存知のように“むかし”は、マンガは漫画と書きました。風刺、笑い、滑稽などの内容を持った絵、のことです。が、この30年程の間に、そのメディアとしての名称の意味が、大きく変化いたしました。面白おかしいだけでなく、多様なテーマが表現可能になったからです。で、つまり、漫画はマンガとせざるを得なくなり、さらには劇画、コミックと推移してきた訳です。
しかし、これらの名称はそれぞれの一分野(ジャンル)を呼称するに過ぎず、長い間“日本語”による総称の必要性が言われてきました。そこで“萬画宣言”を提唱させて頂くのです。
- 萬画は万画(よろずが)です。あらゆる事象を表現できるからです。
- 萬画は万人の嗜好に合う(愛されるし、親しみやすい)メディアです。
- 萬画は一から万(無限大の意も含む)の駒による表現です。
- 従って萬画は、無限大の可能性を持つメディアである、とも言えるでしょう。
- 萬画を英語風に言えば、Million Art。Millionは百万ですが、日本語の万と同じく 「たくさん」の意味があるからです。 頭文字を継げればM・Aです。M・Aは即ち“MA”NGAの意。
—という訳で、とりあえずは小生のマンガのみを萬画と呼称しますが、同業者、読者など大方のご賛同が得られれば(もっとピッタリの名称をご提案頂ければ、小生がそちらに賛同します)、なんとか定着させたいものだと思っております。—よろしくドーゾ。