ライブアクション1970年代1980年代〜1990年代2000年代
ライブアクション-1960〜1970年代
タイトル 放送年月日 放送回数 放送局
(系列)
作品概要
快傑ハリマオ 1960/4/5〜1961.6.27 全64話 日本テレビ 山田克郎原作。石ノ森はコミック版を担当。国内初のメディアミックス作品だ!
仮面ライダー 1971/4/3〜1973.2.10 全98話 毎日放送 全ての石森ヒーロー伝説はここから始まる。「変身!」が大流行語に!
変身忍者 嵐 1972/4/7〜1973.2.23 全47話 毎日放送 あのスターウォーズにも影響を与えたといわれる、いわば時代劇版仮面ライダー!
人造人間キカイダー 1972/7/8〜1973.5.5 全43話 NET
(現テレビ朝日)
仮面ライダーと並ぶ石森ヒーロー代表格!人造人間ジローの葛藤を描く名作。
仮面ライダーV3 1973/2/17〜1974.2.9 全52話 毎日放送 1号2号の手によって生まれた3号ライダーは26の秘密を持つすごい奴!
ロボット刑事 1973/4/5〜1973.9.27 全26話 フジテレビ 高品格、千葉真一等豪華俳優陣で脇を固めた本格SF犯罪ドラマ!
キカイダー01 1973/5/12〜1974.3.30 全46話 NET
(現テレビ朝日)
言わずと知れたキカイダーの続編。強敵ハカイダー四人衆VSダブルキカイダーに興奮!
イナズマン 1973/10/2〜1974.3.26 全25話 NET
(現テレビ朝日)
石森サイキックヒーローの代表格!サナギから蝶へ進化する二弾変身が斬新!
仮面ライダーX 1974/2/16〜1974.10.12 全35話 毎日放送/TBS ライダーシリーズ第3弾!ライダー5号、その名はX!多才な武器でGODと戦う!
イナズマンF(フラッシュ) 1974/4/9〜1974.9.24 全23話 NET
(現テレビ朝日)
イナズマンが更にパワーアップ!フラッシュとして登場!秘密兵器はゼーバーだ!
仮面ライダーアマゾン 1974/10/19〜1975.3.29 全24話 毎日放送/NET テーマは原点回帰!ライダー6号は密林の王者だ!アマゾンライダーここにあり!
仮面ライダーストロンガー 1975/4/5〜1975.12.27 全39話 毎日放送/TBS 電気の力を使うカブト虫の改造人間ストロンガー登場!初の相棒タックルも話題!
秘密戦隊ゴレンジャー 1975/4/5〜1977.3.27 全84話 NET
(現テレビ朝日)
五色の仮面に顔を隠した五人の戦士!全ての戦隊の原点がここに!
アクマイザー3 1975/10/7〜1976.6.29 全39話 NET
(現テレビ朝日)
アクマ族の3人が地下のダウンワールドから人類の平和を守る為に立ち上がる!
宇宙鉄人キョーダイン 1976/4/2〜1977.3.11 全48話 TBS ダダ星人の侵略から地球を守れ!二人の兄弟ロボットが大活躍!
超人ビビューン 1976/7/6〜1977.3.29 全37話 NET
(現テレビ朝日)
アクマイザー3の正当なる続編!悪の呪いに散った「アクマ」が、今「神」として蘇った!
快傑ズバット 1977/2/2〜1977.9.28 全34話 東京12チャンネル
(現テレビ東京)
「日本じゃあ二番目だ」私立探偵・早川健はもはや伝説。長坂脚本の真骨頂だ!
大鉄人17(ワンセブン) 1977/3/18〜1977.11.11 全35話 毎日放送 巨大コンピュータが反乱をおこす現代文明へのアンチテーゼはまさにイシモリスタイル。
ジャッカー電撃隊 1977/4/2〜1977.12.24 全35話 テレビ朝日 ゴレンジャーに続く戦隊シリーズ第二弾!後半では隊長ビッグワンが加わり5人に。
宇宙からのメッセージ銀河大戦 1978/7/8〜1979.1.27 全27話 テレビ朝日 深作欣二監督劇場作品のその後を描くTVシリーズ。若き日の真田広之が主演!
仮面ライダー(スカイライダー) 1979/10/5〜1980.10.10 全54話 毎日放送/TBS 約四年ぶりに復活したのは空飛ぶスカイライダー!
■解説■
この頁では、テレビ放送されたライブアクション番組、すなわち「ヒーロー番組」について解説する。 「がんばれ!!ロボコン」 等の変身ヒーローものに属さない番組は子供向けドラマの項を参照してほしい。
■「原作・石森章太郎」のクレジット
 石ノ森章太郎という作家を語る時、本業である萬画家という職業よりも、ヒーロー番組の礎を築いた人物、そして「原作・石森章太郎」のクレジットを思い浮かべる方は少なくない筈だ。それもその筈、この70年代には一大センセーショナルを巻き起こした「仮面ライダー」を筆頭に、実に20タイトルもの石ノ森ヒーロー作品がブラウン管をにぎわせている。この時代に多感な少年期を過ごした世代は刷り込まれて当然といえるかもしれない。
■70年代を吹き荒れた第二次/第三次怪獣ブーム
 この70年代初頭は俗に「第二次怪獣ブーム」と呼ばれ、凄まじいタイトル数の特撮番組が制作された時期である。
別名「変身ブーム」とも言われたこのムーブメントは、74年頃までノンストップで日本全国を駆けめぐった。「仮面ライダー」の放映開始、そして円谷プロの看板ヒーローであるウルトラマンが「帰ってきたウルトラマン」(71年・TBS系列)として復活を遂げ、そのいずれもが大ヒット。それに続けとばかりに各局各社が特撮番組を相次いで投入する事になる。
 70年代中盤に一端は沈静化するこのブームも、78年頃から徐々に再熱し始め、80年代初頭まで 「第三次怪獣ブーム」が勃発する。ゴジラやガメラが相次いでリバイバル上映され、80年にはウルトラマンが復活。84年にはゴジラの新作が公開。そしてファンの待ちこがれた仮面ライダーもそれらに先駆け、79年に第一作と同様のタイトル「仮面ライダー」として、実に4年ぶりの復活を遂げる。

 ブームと一口にいうけれど、ちょっと大げさなんじゃない?などと思う方もいるかもしれないが、そんな疑いも下記の表を見れば一発で吹き飛ぶ事であろう。このブームを実体験していないヤングなお友達はそのハンパじゃないタイトル数にちょっとギャフンとするかもしれない。(あえて70年代風に言ってみました)

【比較参考資料】■70年代における石ノ森原作以外の特撮ヒーロー番組一覧■
タイトル 放送年月日 放送回数 放送局
(系列)
作品概要
宇宙猿人ゴリ 1971/1/2〜1972/3/25 ピープロ フジテレビ スペクトルマン
(敵は公害怪獣)
帰ってきたウルトラマン 1971/4/2〜1972/3/31 円谷プロ TBS ウルトラマン
(後にジャックと命名)
シルバー仮面 1971/11/28〜1972/5/21 宣弘社 TBS シルバー仮面
(後に「ジャイアント」として巨大化)
ミラーマン 1971/12/5〜1972/11/2 円谷プロ フジテレビ ミラーマン
快傑ライオン丸 1972/4/1〜1973/4/7 ピープロ フジテレビ ライオン丸
(ライバルはタイガージョー)
超人バロム1 1972/4/2〜1972/11/26 東映 読売テレビ バロム1
(さいとうたかを氏原作)
レッドマン 1972/4/3〜1972/9/2 円谷プロ 日本テレビ レッドマン
(敵はウルトラ怪獣)
ウルトラマンA 1972/4/7〜1973/3/30 円谷プロ TBS ウルトラマンエース
ウルトラ4兄弟
トリプルファイター 1972/7/3〜1972/12/29 円谷プロ TBS グリーンファイター/レッドファイター/オレンジファイター/トリプルファイター(合体時)
サンダーマスク 1972/10/3〜1973/3/27 ひろみプロ 日本テレビ サンダーマスク
(手塚治虫原作唯一の特撮変身ヒーロー)
行け!ゴッドマン 1972/10/5〜1973/9/28 東宝企画 日本テレビ ゴッドマン
愛の戦士レインボーマン 1972/10/6〜1973/9/28 東宝 NET
(現テレビ朝日)
レインボーマン
(ダッシュ1〜7まで多段変身)
突撃!ヒューマン!! 1972/10/8〜1973/4/8 モ・ブル 日本テレビ ヒューマン1号/2号
(デザインはウルトラマンの成田亨氏)
アイアンキング 1972/10/8〜1973/4/8 宣弘社 TBS アイアンキング
(主役ではなく脇役の方が変身する異色作)
ファイヤーマン 1973/1/7〜1973/7/31 円谷プロ 日本テレビ ファイヤーマン
(主演はアカレンジャーも演じた誠直也氏)
魔人ハンターミツルギ 1973/1/8〜1973/3/26 国際放映 フジテレビ ミツルギ
(ストップモーション撮影による実験作)
ジャンボーグA 1973/1/17〜1973/12/29 円谷プロ MBS/NET ジャンボーグエース/ジャンボーグナイン
(変形ロボの元祖?)
流星人間ゾーン 1973/4/2〜1973/9/24 東宝映像 日本テレビ ゾーンファイター/ゾーンエンジェル/ゾーンジュニア
白獅子仮面 1973/4/4〜1973/6/27 大和企画 日本テレビ 白獅子仮面
ウルトラマンタロウ 1973/4/6〜1974/4/5 円谷プロ TBS ウルトラマンタロウ/ウルトラの父/ウルトラの母/ウルトラ5兄弟
風雲ライオン丸 1973/4/14〜1973/9/29 ピープロ フジテレビ ライオン丸
(二代目は兜付き)
スーパーロボット レッドバロン 1973/7/4〜1974/3/27 宣弘社 日本テレビ レッドバロン
光の戦士 ダイヤモンドアイ 1973/10/5〜1974/3/29 東宝 NET
(現テレビ朝日)
ダイアモンドアイ
鉄人タイガーセブン 1973/10/6〜1974/3/30 ピープロ フジテレビ タイガーセブン
行け!グリーンマン 1973/11/12〜1974/9/27 東宝企画 日本テレビ グリーンマン
電人ザボーガー 1974/4/6〜1975/6/29 ピープロ 毎日放送/TBS ザボーガー/ストロングザボーガー
(ライダーマン役の山口豪久氏主演)
ウルトラマンレオ 1974/4/12〜1975/3/28 円谷プロ フジテレビ ウルトラマンレオ/アストラ/ウルトラマンキング
ザ・カゲスター 1976/4/5〜1976/11/29 東映 NET
(現テレビ朝日)
カゲスター/ベルスター
円盤戦争バンキッド 1976/10/3〜1977/3/27 東宝 日本テレビ バンキッド・ペガサス/オックス/スワン/ラビット
バトルホーク 1976/10/4〜1977/3/28 創通エージェンシー/ナック 東京12チャンネル
(現テレビ東京)
バトルホーク/ビッグホーク/クイーンホーク
(永井豪氏/石川賢氏原作)
プロレスの星 アステカイザー 1976/10/7〜 円谷プロ NET
(現テレビ朝日)
アステカイザー
(永井豪氏原作/新日本プロレス協力作品)
小さなスーパーマン ガンバロン 1977/4/3〜1977/9/25 創英社 日本テレビ ガンバロン/合体ロボ・ダイバロン
恐竜大戦争 アイゼンボーグ 1977/10/7〜1978/6/30 円谷プロ 東京12チャンネル
(現テレビ東京)
アイゼンボー
UFO大戦争 戦え!レッドタイガー 1978/4/8〜1978/12/28 創英社 東京12チャンネル
(現テレビ東京)
レッドタイガー/要塞ランボルジャイアント
(大野剣友会と後楽園遊園地の共同企画)
スパイダーマン 1978/5/17〜1979/3/14 東映 東京12チャンネル
(現テレビ東京)
スパイダーマン/ロボット・レオパルドン
(MARVELの原作を日本向けにアレンジ)
恐竜戦隊コセイドン 1978/7/7〜1979/6/9 円谷プロ 東京12チャンネル
(現テレビ東京)
人間大砲コセイダー
バトルフィーバーJ 1979/2/3〜1980/1/26 東映 テレビ朝日 バトルジャパン/バトルフランス/バトルケニア/Missアメリカ/バトルフィーバーロボ
炎の超人 メガロマン 1979/5/7〜1979/12/24 東宝 フジテレビ メガロマン
 リストをまとめただけで疲れてしまったが、70年代という時代には、実に40タイトル近い特撮ヒーロー番組が毎週毎週オンエアされていたのである。
 上記の表は純粋なヒーローもののみをまとめたものなので、これにファンタジー系の子供ドラマ(5年3組魔法組やぐるぐるメダマンなど)を合わせると、実に60タイトル以上にものぼる。これは全て石ノ森原作以外のタイトル数なのだ。
 全ての民放各社がこぞってこのジャンルの番組を制作し、どのチャンネルをひねっても必ずヒーロー番組が放送されていた、というすごい時代。もちろんその大半がゴールデンタイムの時間帯に放送されていた。ブームがいかにすごいものだったかが想像できるであろうか。実際には劇場公開されたゴジラシリーズやガメラシリーズなどもあり、まさに特撮界は破竹の勢いであったのだ。

 そしてその過当競争の最中、石ノ森の原作タイトルは実にその1/4を占めている。これは驚異という他無い。2003年現在「爆竜戦隊アバレンジャー」で27作目を迎えた東映スーパー戦隊シリーズも、ご存じの様にその祖は石ノ森の「秘密戦隊ゴレンジャー」である。一人のクリエイターがこれだけのヒーローキャラクターを生み出したという例は、世界的に見ても稀であろう。これこそが、石ノ森章太郎という人物の類い希なる多才さの証でもあるのだ。

 お気づきの方もいるかと思うが、70年代の石森ヒーロー史、仮面ライダーの誕生から始まって仮面ライダーの復活でしめている。まさに70年代変身ブームを象徴するかの様な年譜となっているのが非常に印象深い。